2020-01-01から1年間の記事一覧
菅内閣の初仕事である学術会議交代会員の承認問題では、リストから外された6人に焦点が当てられているが、承認された99人は何を感じているのだろうか? 菅内閣に認められて「良かった」のか「まずかった」のか? 99人からは反応が聞こえてこないようだが、…
今回は読後感から。書名に惹かれて入手した、『戦後左翼はなぜ解体したのか 変革主体再生への展望を探る』寺岡衛著・江藤正修編 同時代社 2006年1月刊。 著者は、1935年生まれ、1954年に立命館大入学、同時に日本共産党に入党し山村工作隊に参加。その後、…
「ステイ・ホーム」を強要されて反発したかったが、ジムは閉鎖で自宅周辺を歩くか走るしかなく、また、都県越境「自粛」を打破する元気もなく、籠って本棚に残っていた書籍を手にした。ほぼ40年後の再読だったが、新たな発見があった。 『「ユーロコミュニズ…
スマホアプリ紹介記事(「感染者接触アプリ 週内にも提供開始」朝日新聞20年6月18日付3面)の末尾近くに以下の文がある。「通知で濃厚接触の可能性が高いと分かっても、検査を受けるかどうかは本人次第。」 記者3人の署名記事だが、ここには肝心なことが…
COVIT-19感染症の日本の緊急事態宣言解除について、麻生副首相が6月初旬に「日本は民度が違う」と誇った。安倍首相が独断で唐突に「小中学校の休校」を要請したら、全国の首長・教育委員会のほとんどが、地元の現状を考慮することなく平身低頭し「へへー」…
都知事選が迫っているのに、野党はちっとも動かない。「自粛要請」の前に「必要不可欠な」政治活動さえ自粛しているようだ。あらゆる大衆行動が「3蜜」の名の下に規制され、個人活動に留められ、権力への社会的圧力は分散するばかりだ。マスコミも事実上、…
福島第一原発で溜まり続けるトリチウム水の海洋放出策が実施に向けて粛々と手順を踏んでいる。「これ以上溜められない・保管できない」という東電の悲鳴を受けてのものだ。政府の専門家委員会と称する集団は、原発容認が前提なので東電に優しく・環境には厳…
朝日新聞2020年2月4日朝刊「オピニオン&フォーラム」に「日米安保改定はや60年」と題して立命館アジア太平洋大学・出口治明学長のインタビューが掲載された。「「強兵」を代替させ スネかじり「富国」 地の利は冷戦まで」「同盟ぜひ維持 中国とも仲良く …
≪ 目次 ≫1.明治維新学習のまとめ2.アジア的生産様式3.「全般的危機」論の転形 A.「全般的危機」論の総括 B.「短い20世紀」という歴史把握4.階層化する「労働者階級」と左派の分裂 服部之総から始まった維新史学習は、芝原拓自・中村政則を経て、守…