人畜無害の散流雑記

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学術会議承認問題への素人の疑問

 菅内閣の初仕事である学術会議交代会員の承認問題では、リストから外された6人に焦点が当てられているが、承認された99人は何を感じているのだろうか? 菅内閣に認められて「良かった」のか「まずかった」のか? 99人からは反応が聞こえてこないようだが、菅内閣に選別されたこと自体に反発しないのだろうか? また、すでに任期満了で交代したとはいえ、前執行部は学術会議会員として在籍し続けるのだろうか? 学術会議本来のあり方を変えてしまった選任方法に対して、結局、現状を容認したままにするのだろうか? 一括して申請した105人が一括して承認されなかったのだから、白紙に戻して再申請するか、半数を空白のまま学術会議として存続するのが筋のような気もするが。
 「憲法」「学問の自由」を掲げて異議を申し立てるのはいいが、相手は権力を握る確信犯だ。論理だけでは詰め切れない。ここは、科学者・研究者がどう効果的な闘い方ができるかだろう。「押し付け憲法」だからこそ、その先進性を守り抜くためには、ヨーロッパで先人たちが闘ってきた経験を日本人自らが再体験することが重要なのだろう。科学者・研究者は生活を賭けて闘うことができるのだろうか? @meetooや香港やタイのように。