人畜無害の散流雑記

別ブログ閉鎖で引っ越して来ました。自分のための脳トレブログ。

「疑わしきは罰せず」は通用しない大阪地検

 朝日記事から。「大阪地検の田辺泰弘・次席検事は10日夕、「お二方が長年にわたって服役して 無罪に至ったことは遺憾」と述べた。しかし、「謝罪する予定はない」と話し「無罪を積極的に裏付ける証拠が提出されたわけではない」と理由を説明した。」(16年8月11日29面「大阪・11歳焼死再審 2人に無罪)。服役は20年!
 「無罪を積極的に裏付ける証拠」を提出する責任がまるで被疑者にあるような談話だ。被疑者に自白を強要し起訴すれば裁判所ぐるみで有罪に追い込む典型的な日本的刑事裁判を暴露されたのに、さらに居直って「無罪を積極的に裏付ける証拠」を出せなどと言うのは明らかに検察官失格だ。こんなことを言わせておいて、叩こうともしない朝日記者の鈍感さと法曹界、検察・警察関係者の非常識さに改めてあきれる。もっとも、これが彼らの常識なのだろう。
 もし、万が一、私やあなたが逮捕されたら、取り調べ(供述)調書には絶対にサインしないようにしよう。それだけが自分を守る最後の砦だ。